大気圧バリア放電、プラズマ、殺菌、脱臭、表面処理、有害ガス分解、環境対策、カビ、ウイルス、耐熱性薄膜、オゾン、OHラジカル、新型コロナウイルス

変わった開発者のブログ

安価なプラズマは世の中を変えると信じて苦しみながら夢を追い続ける開発者のブログ。

2020-01-01から1年間の記事一覧

新型コロナウイルスにもプラズマが効果バツグン

エンベロープウイルス 冬になって新型コロナウイルスが猛威をふるい始めて来ているようです。現状では毎日2000名以上の感染確認者が出ています。 以前にもお伝えしましたが、放電プラズマが発生するフリーラジカルはエンベローブを持つウイルスにも抜群…

VOC退治の基本は発生源を叩くこと

プラズマ発生部分 世の中でやっと脱炭素社会を目指すということが話題になってきました。ただ地球環境を考えれば、炭素だけを目指せばよいと言うことではなく、環境に悪影響を及ぼす各種のガスを排出しないことも重要なポイントです。 化学物質を扱う工場な…

電源の最適化も完了

プラズマ発生素子 小さな電源でどれだけ放電させるかはプラズマの性能を測る上で大きな指標になっています。 弊社では、誘電体の開発をすすめるとともに電源の最適化も進めてきました。その結果、今までと同じ消費電力で写真のように30ターンあるプラズマ…

光触媒ももう少し

酸化チタン薄膜 前回光触媒について触れたけど、もう少し詳しく書いておくことにします。ちなみに上の写真は昨日の粉末を使い薄い膜を作ったものです。 それでは、光触媒の定義を探ってみると ①紫外線を当てる光触媒(二酸化チタン)に光(紫外線)が当たる…

プラズマと光触媒

酸化チタン粉末 数年前から「光触媒」という言葉を耳にするようになりました。最近ではプラズマと同じように新型コロナウイルスにも効果があるというような情報も伝わって来ています。 そもそも光触媒とは酸化チタンに代表されるような無機金属には紫外線で…

誘電体バリア放電プラズマの進化

放電発光 誘電体バリア放電は2つの導電体とその間に挟まれた誘電体(絶縁体)という2つのシンプルな物質構造から成り立っています。 そして、その性能を決めるのは1にも2にも電極の間に存在する誘電体なのです。 電極の間に誘電体が存在するといえばコン…

メッシュ電極でも光らせてみました。

プラズマメッシュ電極 ちょっと話題からずれるけど、今日はメッシュ状の電極でプラズマを発生させてみました。メッシュ状の電極でも綺麗に放電が起きて光っています。

プラズマはどのくらい力持ちか

放電パワー 前回プラズマは力持ちだということを書きましたが、ではどのくらい力持ちなのでしょうか。 大気圧バリア放電プラズマに関しては多くの研究資料がみつかります。その中の記述を引用させて貰えば 「大気への排出量が多い VOC であるトルエンおよび…

プラズマ状態は力持ちの集合体

フリーラジカル 前の記事で自由になった電子やイオンが活発に動いている状態をプラズマ状態というと書きましたが、今回はその飛び出した電子やイオンの状態について触れてみます。 電子やイオンが飛び出すには高熱や高電圧が必要と書きましたが、高熱や高電…

プラズマは物質の第4の状態

プラズマ状態 まずプラズマが温室効果をもつ物質を分解する前提としてプラズマとはどんな状態を指すのかを説明しておきたいと思います。 物質は温度変化によって個体・液体・気体と姿を変えていくのは誰でも体感していることだと思いますが、気体になった物…

脱炭素社会に向けてプラズマの利用が有効であることを知ろう。

プラズマ発光の様子 「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」ーーー菅総理大臣が初めての所信表明演説でこう示したことは画期的な第一歩だと思います。地球温暖化につながる温室効果ガスの排出をゼロにする「脱炭素社会」の実現は世界が直…

生産体制のバージョンアップ完了

光 最近になって、プラズマシステムの量産のお問い合わせをいただくことが多くなりました。みなさんそれぞれにプラズマを利用した素敵な製品を開発している方たちからです。 今まではのんびりと構えておりましたが、そうも言っておられず、プラズマシステム…

医療の世界にもプラズマの利用が広がっています。

手術室 医療の世界に関してはプラズマに各種の殺菌能力があることはお伝えしてきましたが、近年では治療の世界にも広がりをみせています。 まだ、プラズマのどのような効果が直接作用しているのかは詳しくはわかりませんが、傷の早期回復や肌の疾患の治療、…

面白い用途があるものです。

プラズマ発光の様子 最近様々なお客様からプラズマ発生システムのお問い合わせをいただきます。多くのお問い合わせの中には今まで考えもしなかったアイデアがお見受けできて感心させられることがあります。 確かに放電プラズマによるフリーラジカルの働きは…

プラズマ清浄空気循環換気方式ーー新型コロナウイルス対策

空調機 昨日も低濃度のオゾンガスが新型コロナウイルスを抑制する効果があるというニュースが伝わってきました。 詳細を見てみると 「藤田医科大学の村田貴之教授は、密閉した容器の中に新型コロナウイルスを付着させたステンレスを入れ、容器の中で日本の作…

組み込みプラズマ第一弾

プラズマ機能付き目覚まし時計 先日プラズマの機能を組み込むアイデアをご紹介しましたが、そのアイデア第一弾が出てきました。 もともとプラズマの機能をタイマーによって制御するというアイデアはありましたがそれを逆手に取って時計にプラズマを組み込み…

プラズマを組み込んでみませんか

プラズマイメージ 毎日暑い日が続いて、厳しいです。皆様体調崩されていらっしゃいませんか。 今日は弊社プラズマの利用方法のご紹介です。 プラズマには空気の清浄化・脱臭・除菌・物質の表面処理・水の清浄化等の素晴らしい機能があるのは既にご紹介済みで…

プラズマ消毒の効果について

消毒の道具 足元を消毒しよう 前回オゾンが新型コロナウイルスに効果を発揮したという奈良県立医大の情報をおつたえしましたが、オゾンの濃度といい時間といいどうも腑に落ちない点が多いのも事実です。報道の内容によれば、あれだけの濃度のオゾンを人間が…

NOxの生成がないプラズマに注目

多くの効果をご紹介してきた大気圧プラズマですが、世の中に出回っている多くのシステムが高電圧による放電を利用していることから、NOx(窒素酸化物)の生成が確認されています。 しかし、環境保全対策として利用する中でNoxは人体に悪影響があり好ましいも…

プラズマを食品分野に活かしたい

プラズマ発光をしている様子 現状における大気圧プラズマの具体的な用途が研究されている分野においてご紹介しておきたいと思います。様々な分野において大気圧プラズマの具体的な導入研究が行われているので、少しずつ掘り下げてみたいと思います。 まず、…

なぜ低電力のプラズマが必要なのか

ろうそくの炎で作り出されたおとぎの国 今まで、何回にも渡って地球環境を守るためには低電力で稼働するプラズマが必要だと書いてきましたが今日はちょっと突っ込んで書いてみようと思います。 プラズマの発生形態は様々なものがあり、皆さんも実験室で高電…

新型コロナウイルスが空気感染すると言う説

世界に広がる新型コロナウイルス 昨日あたりから世界中の科学者から新型コロナウイルスは空気感染するという説が発表されてきているようです。 詳しくは下記のサイトを御覧ください。 https://news.yahoo.co.jp/articles/a9b8f9a7c0109bb389bda5765880e5693e…

地球環境の大切さをもう一度考えよう

暑い夏が近づいているけど、夏になると排出した化学物質によって光化学スモッグが発生したり、カビを撃退するために防カビ剤を頻繁に使用したり、体臭をカバーするために消臭剤の使用も増えてきたりします。 いずれも、何らかの化学物質を巻き散らかすことに…

大気圧バリア放電の原理

今日はもう少し突っ込んでなぜバリア放電が起きるのかを説明しておきたいと思います。 平行平板電極(二枚の抵抗した金属板),同軸円筒(重なった丸い金属のパイプ)電極などの少なくとも一方の電極に誘電体(絶縁体)を設けて,電極間に交流またはパルス電…

トルエンの次はキシレンについてご紹介

シックハウスの原因物質として3つ目はキシレンです。 キシレンとは、別名「キシロール」とも呼ばれる、芳香族炭化水素に分類される有機物です。特有のにおいを持ち、常温で無色透明の液体です。 ベンゼンについている水素基のうち2つがメチル基になったもの…

ベンゼンに続いてトルエンもご紹介。

今日はベンゼンに続いて、シックハウス症候群の原因物質であるトルエンについて紹介します。 トルエンとは、ベンゼン環に「メチル基」が1つついた芳香族炭化水素と呼ばれる有機物です。別名、メチルベンゼン、トルオール、トロール、フェニルメタンとも呼ば…

シックハウスの原因物質の一つ ベンゼンとは

シックハウスやシックカーの原因と言われているベンゼン・トルエン・キシレンについて説明しておこうと思います。まずはベンゼンですが、少し前に豊洲市場の環境問題で取り上げられた物質ですから多くの方が耳にしたことがあると思います。 ベンゼンは、分子…

カーボンのプラズマ処理

プラズマ処理後のカーボン 以前にカーボンのプラズマ処理の記事を載せたのですが、今回プラズマ処理の方法を磁界によるコントロール方式に変えて再度チャレンジしてみました。 プラズマ処理後は他の微粒子と同じように、粒子が揃って来ているように外観上も…

マイカのプラズマ処理完了

プラズマ処理後のマイカ粒子 前回マイカのプラズマ処理にチャレンジするとお伝えしましたが、マイカ処理用のプラズマヘッドが完成したので実験をしてみました。 細かいデータはお伝えすることが出来ないのですが、まずは外観の変化をお伝えしておきます。こ…

わかりやすいのはニオイの問題

プラズマの効果をお勧めしていますが、だれでも直感的に感じ取れるのはニオイの問題だと思います。 細菌や水の浄化は専門的な検査装置が必要になるので、すぐに効果を感じていただくのは難しいと思いますが、ニオイであれば直感的に感じていただけると思いま…