2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
プラズマ発生素子 小さな電源でどれだけ放電させるかはプラズマの性能を測る上で大きな指標になっています。 弊社では、誘電体の開発をすすめるとともに電源の最適化も進めてきました。その結果、今までと同じ消費電力で写真のように30ターンあるプラズマ…
酸化チタン薄膜 前回光触媒について触れたけど、もう少し詳しく書いておくことにします。ちなみに上の写真は昨日の粉末を使い薄い膜を作ったものです。 それでは、光触媒の定義を探ってみると ①紫外線を当てる光触媒(二酸化チタン)に光(紫外線)が当たる…
酸化チタン粉末 数年前から「光触媒」という言葉を耳にするようになりました。最近ではプラズマと同じように新型コロナウイルスにも効果があるというような情報も伝わって来ています。 そもそも光触媒とは酸化チタンに代表されるような無機金属には紫外線で…
放電発光 誘電体バリア放電は2つの導電体とその間に挟まれた誘電体(絶縁体)という2つのシンプルな物質構造から成り立っています。 そして、その性能を決めるのは1にも2にも電極の間に存在する誘電体なのです。 電極の間に誘電体が存在するといえばコン…
プラズマメッシュ電極 ちょっと話題からずれるけど、今日はメッシュ状の電極でプラズマを発生させてみました。メッシュ状の電極でも綺麗に放電が起きて光っています。
放電パワー 前回プラズマは力持ちだということを書きましたが、ではどのくらい力持ちなのでしょうか。 大気圧バリア放電プラズマに関しては多くの研究資料がみつかります。その中の記述を引用させて貰えば 「大気への排出量が多い VOC であるトルエンおよび…
フリーラジカル 前の記事で自由になった電子やイオンが活発に動いている状態をプラズマ状態というと書きましたが、今回はその飛び出した電子やイオンの状態について触れてみます。 電子やイオンが飛び出すには高熱や高電圧が必要と書きましたが、高熱や高電…
プラズマ状態 まずプラズマが温室効果をもつ物質を分解する前提としてプラズマとはどんな状態を指すのかを説明しておきたいと思います。 物質は温度変化によって個体・液体・気体と姿を変えていくのは誰でも体感していることだと思いますが、気体になった物…
プラズマ発光の様子 「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」ーーー菅総理大臣が初めての所信表明演説でこう示したことは画期的な第一歩だと思います。地球温暖化につながる温室効果ガスの排出をゼロにする「脱炭素社会」の実現は世界が直…