大気圧バリア放電、プラズマ、殺菌、脱臭、表面処理、有害ガス分解、環境対策、カビ、ウイルス、耐熱性薄膜、オゾン、OHラジカル、新型コロナウイルス

変わった開発者のブログ

安価なプラズマは世の中を変えると信じて苦しみながら夢を追い続ける開発者のブログ。

プラズマ清浄空気循環換気方式ーー新型コロナウイルス対策

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空調機

 

 昨日も低濃度のオゾンガスが新型コロナウイルスを抑制する効果があるというニュースが伝わってきました。

 

 詳細を見てみると

「藤田医科大学の村田貴之教授は、密閉した容器の中に新型コロナウイルスを付着させたステンレスを入れ、容器の中で日本の作業環境基準で健康には影響が出ないとされる「0.1ppm」という低濃度のオゾンガスを発生させて影響を見る実験を行いました。

その結果、湿度80%の条件のもとでは、10時間後には感染力のあるウイルスの量が、処理しなかった場合の4.6%にまで減少したということです。

また、さらに濃度が低い「0.05ppm」で実験した場合でも、20時間後には、感染力のあるウイルスの量が5.7%にまで減少したということで、人体に有害ではない低い濃度のオゾンガスで、新型コロナウイルスの感染力を抑える効果があることが明らかになったとしています。

一方で、湿度55%では、80%のときほどウイルスの量が減らなかったということです。

藤田医科大学では、今回の実験結果を踏まえて、来月から病院の待合室や病室などにオゾン発生器を設置することにしています。」

 という内容のものでした。

 

 しかし、私は果たしてこれが効果があるといえるのかどうか疑問に思っています。

 仮に、病院の待合室に0.1ppmのオゾン(人体無害として)放出装置を設置したとします。そして、ニュース記事通りに10時間かけて、5~6%の新型ウイルスを殺菌したとします。しかし、その10時間の間に新型ウイルス感染者が誰かと会話して、ウイルスを放出したら、上記ウイルスの浮遊濃度は減るどころか逆に増加します。

 したがって、新型ウイルス殺菌に10時間もかかる方法は現実的には役に立たないと思います。

 

 部屋の空気をプラズマ空気清浄機に一旦吸い込んでそれを殺菌浄化して、その浄化された空気を部屋に戻すという方式を採用しないと本来の意味での効果は発揮できないと考えています。私は、これを、プラズマ清浄空気循環換気方式と呼んでいます。これならば、10時間もかけずに常時ウイルスにアタックすることが可能になります。

 

 しかし、ここで問題になって来るのは多くのプラズマ装置が有害なNOX(窒素酸化物)を発生するということですが、弊社の低電圧プラズマはNOXを発生させません。NOXの発生のないプラズマを用いてお部屋の空気をまるごとクリーンにしてこそ新型コロナウイルス対策と言えるのではないでしょうか。