大気圧バリア放電、プラズマ、殺菌、脱臭、表面処理、有害ガス分解、環境対策、カビ、ウイルス、耐熱性薄膜、オゾン、OHラジカル、新型コロナウイルス

変わった開発者のブログ

安価なプラズマは世の中を変えると信じて苦しみながら夢を追い続ける開発者のブログ。

VOC退治の基本は発生源を叩くこと

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プラズマ発生部分

 世の中でやっと脱炭素社会を目指すということが話題になってきました。ただ地球環境を考えれば、炭素だけを目指せばよいと言うことではなく、環境に悪影響を及ぼす各種のガスを排出しないことも重要なポイントです。

 化学物質を扱う工場などでは、各種の有毒なガスが発生しているのは周知の事実です。それぞれに慎重な対応を考えてガスを除去する設備を施しているようですが、それで完全に解決がついたというわけではありません。今でもガスのニオイ等に悩まされている工場はたくさんあるのも事実です。

 今までは、ガスを含んだ大量の空気を集めて処理をするという方法が行われて来ましたが、それですすべてが解決したわけではありません。そこでプラズマを用いた処理装置が登場してきていますが、全て大量の空気を集めてプラズマで処理を仕様という方式が多いようです。しかし、空気を集めるということがいかに難しいかという問題にぶち当たっています。これはコロナ対策の空気清浄機などにも言えることですべての空気を集めると言うのは至難の技であることは明らかです。

 そこで、弊社で提案しているのは、ニオイの発生源をたたけと言うことです。どんな工場でもニオイがこもっていると言うことはどこかに必ずニオイの発生源があるはずです。ニオイの発生源の直近にプラズマ発生機を設備し、大本でガスの発生をおさえるのです。どこかのCMにあったように「臭いニオイはもとから絶たなきゃだめ」の発想です。

 しかし、これを実現するためにはプラズマ発生機が安価であって、数台を使ってもコストの負担が少ないことが大前提です。弊社の開発目標はコストが安いことを第一に掲げてきました。更に最近の技術開発によって大幅な性能アップが出来ました。

 コスト負担が少なく、人間の健康に寄与し、ひいては地球環境にも優しいシステムを構築することでぜひ快適な職場環境を作っていただきたいと考えています。