大気圧バリア放電、プラズマ、殺菌、脱臭、表面処理、有害ガス分解、環境対策、カビ、ウイルス、耐熱性薄膜、オゾン、OHラジカル、新型コロナウイルス

変わった開発者のブログ

安価なプラズマは世の中を変えると信じて苦しみながら夢を追い続ける開発者のブログ。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

トルエンの次はキシレンについてご紹介

シックハウスの原因物質として3つ目はキシレンです。 キシレンとは、別名「キシロール」とも呼ばれる、芳香族炭化水素に分類される有機物です。特有のにおいを持ち、常温で無色透明の液体です。 ベンゼンについている水素基のうち2つがメチル基になったもの…

ベンゼンに続いてトルエンもご紹介。

今日はベンゼンに続いて、シックハウス症候群の原因物質であるトルエンについて紹介します。 トルエンとは、ベンゼン環に「メチル基」が1つついた芳香族炭化水素と呼ばれる有機物です。別名、メチルベンゼン、トルオール、トロール、フェニルメタンとも呼ば…

シックハウスの原因物質の一つ ベンゼンとは

シックハウスやシックカーの原因と言われているベンゼン・トルエン・キシレンについて説明しておこうと思います。まずはベンゼンですが、少し前に豊洲市場の環境問題で取り上げられた物質ですから多くの方が耳にしたことがあると思います。 ベンゼンは、分子…

カーボンのプラズマ処理

プラズマ処理後のカーボン 以前にカーボンのプラズマ処理の記事を載せたのですが、今回プラズマ処理の方法を磁界によるコントロール方式に変えて再度チャレンジしてみました。 プラズマ処理後は他の微粒子と同じように、粒子が揃って来ているように外観上も…

マイカのプラズマ処理完了

プラズマ処理後のマイカ粒子 前回マイカのプラズマ処理にチャレンジするとお伝えしましたが、マイカ処理用のプラズマヘッドが完成したので実験をしてみました。 細かいデータはお伝えすることが出来ないのですが、まずは外観の変化をお伝えしておきます。こ…

わかりやすいのはニオイの問題

プラズマの効果をお勧めしていますが、だれでも直感的に感じ取れるのはニオイの問題だと思います。 細菌や水の浄化は専門的な検査装置が必要になるので、すぐに効果を感じていただくのは難しいと思いますが、ニオイであれば直感的に感じていただけると思いま…

プラズマによる水の電気抵抗値変化

プラズマバブリングによる水の電気伝導度比較 プラズマが水に対してどのような変化を与えるかの実験の一環として水の電気抵抗値変化を測定しました。 実験は、庭のメダカがいる池の水を採取し、これにプラズマエアーをバブリングして測定してみました。 結果…

今度はマイカの微粒子に挑戦

マイカ微粒子 最近検討依頼が増えてきた金属酸化物微粒子に対するプラズマによる表面処理。今回はマイカに関してご依頼をいただきました。 マイカは電気的にも熱的にも性能が高くコストも安く生産できる物質ですから、もう少し使いやすくなるといろいろな用…

イオンとかプラズマはどんな状態をいうのか

プラスイオン 今までプラズマを物質の第4の状態などと説明をして来ましたがどうもイメージがつかみにくいようようなので、もう少し細かく説明をしてみたいと思います。 物質を構成する原子は中央に原子核を持っていて原子核の中には陽子と中性子を持っていま…

プラズマによる殺菌技術の開発

プラズマによる殺菌技術は様々な研究機関や企業によって開発が進められています。 弊社では、もっと多くの機能開発が進められるように低コストで使いやすいプラズマ発生ユニットを提供しています。最近ではユーザーさんによる検証も行っていただき、効果のほ…

洗濯機のニオイの原因は?

洗濯機の蓋をあけるとなんだか変なニオイがするというのは誰でも経験があることではないでしょうか。しかし、これも現在では科学の目によって原因が突き止められています。 まず、洗濯機から発生する雑巾のような生臭いにおいは、洗濯槽で繁殖している雑菌が…

消臭トレイン

小型化が出来るプラズマ発生器の特徴を生かして、プラレールの中に発生器を閉じ込めたサンプルです。 これ一台で6畳間くらいなら10分程度ドライブするだけで十分に消臭効果が得られます。我が家のニャンコ部屋のアンモニア臭も完璧に脱臭出来ています。 そ…

プラズマ消毒の効果について

消毒の道具 足元を消毒しよう 前回オゾンが新型コロナウイルスに効果を発揮したという奈良県医大の情報をおつたえしましたが、オゾンの濃度といい時間といいどうも腑に落ちない点が多いのも事実です。報道の内容によれば、おそらく医療機関で用いられる滅菌…

プラズマで身近な匂いを分解しましょう。

プラズマ放電を行うと、原子が電離し、電離した電子やイオンが自由に飛び回っている状態を作ります。さらに放電によって酸化力の強いオゾンやOHラジカルを発生します。 このような状態の下では、電子やイオンのような帯電粒子と中性のラジカルがにおい分子や…

有機溶剤の分解

石油系有機溶剤の多くは、トルエンがそうであるように「光分解性・加水分解性ゼロ」といえます。こういった物質はいったん大気中に放出してしまうと分解に大変な時間がかかり、取り返しがつきません。当然、温暖化を呼びます。だからこそVOC規制として工場や…