大気圧バリア放電、プラズマ、殺菌、脱臭、表面処理、有害ガス分解、環境対策、カビ、ウイルス、耐熱性薄膜、オゾン、OHラジカル、新型コロナウイルス

変わった開発者のブログ

安価なプラズマは世の中を変えると信じて苦しみながら夢を追い続ける開発者のブログ。

2018-01-01から1年間の記事一覧

院内感染とは?

昨日から鹿児島での院内感染に関するニュースが流れています。そこで、以前に書きいたことですが、ここでもう一回院内感染についての情報をまとめてみます。 1、そもそも院内感染とは,病院内に感染源が存在し,病院内で患者,患者の家族や面会者,医療従事…

感染症に対して重要なことは?

薬剤耐性細菌について書いて来ましたが、最も大切なことは細菌を持ち込まないということです。 黄色ブドウ球菌のようにどこにでもいて、人間の手が大きな原因になる病原菌についても手の殺菌をしっかりするとか手にけがをした人が調理をしない・手袋をする等…

薬剤耐性菌の歴史

私たちが感染症に掛かった時、治療には抗菌薬が使用されます。抗菌薬が病原微生物を殺してくれるため、私たちは感染症から回復することが出来るのです。 しかし、抗菌薬の使用を考える上で必ず問題となるものがあります。それは、薬剤耐性菌の問題です。耐性…

薬剤耐性菌のあれこれ

薬剤耐性菌のお話をしましたから、その代表選手とどうやって薬剤耐性を持つ菌に変化するのかを書いておきます。 まず、どんな菌があるのでしょうか❓ 1、有名な耐性菌の一つ目にMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)があります。MRSAは1970年代から、院内感…

バイオフィルム、そろそろ本題に!

ここのところバイオフィルムについて書いてきたけど、そろそろ本題に入ろうかと思います。 ここ数年よく耳にするのが「薬剤耐性細菌」という言葉です。 多くは院内感染による事故の報道なのですが、じつはこれがバイオフィルムと大きな関係があるのです。昨…

ピンクカビ以外のバイオフィルム

お風呂のピンクカビで出てきた「バイオフィルム」という呼び名ですが、この言葉は最近違う分野でも用いられるようになってきました。それは歯科医療の世界です。 歯科医療の世界では、プラーク(歯垢)、バイオフィルム、歯石等の言葉が使われますが違いはど…

プラズマ普及のために一番大切なこと

たびたび書いていますが、プラズマの持つ優れた効果をもっと有効に利用するためには一にも二にも安価で安定したシステムを供給することだと考えています。 弊社システムは本当に安価でプラズマの発生を可能にしました。エアーとして使うにもバブリング水とし…

細菌(バクテリア)とカビは何が違うのか。

お風呂のピンクカビ(メチロバクテリウム)についてもう少し詳しく書いてみます。 「カビ」も「細菌(バクテリア)」も大きくは「微生物」(肉眼で見ることのできない小さな生物)の仲間ですがどこが違っているのでしょうか❓ そもそも、カビと細菌、どちらが…

もう一度お風呂のピンクカビ

以前にお風呂のピンクカビについて書きましたが、コメントを頂いたのでちょっと誤解のないようにもう一度ちゃんと書いておこうと思います。 誰しもが目にするお風呂のピンクカビ、じつはカビではないということが分かってきました。正体はメチロバクテリウム…

引っ越そうかな?

なんかはてなは人の集まりが悪いみたい。 折角最高の情報をあげてるのにね。 もう少し人の集まるところに移る準備しよう。

もう一度、誘電体バリア放電とは

従来放電といえば減圧状態あるいは真空状態で処理を行うものがほとんどでした。そうした中で、減圧を必要としない大気圧での放電が開発されてきました。 大気圧下で放電が可能になるということは、従来必要とされてきた減圧工程が不要になり、工程の時間短縮…

プラズマページ

プラズマ専用の案内を こちらに開設しました。 https://techfp.web.fc2.com/index.html

今朝の「あさいち」 洗濯機の脱臭と殺菌

今朝のNHK[あさいち」では洗濯機内部の細菌の繁殖と匂いがテーマだったようです。 もうこれはプラズマ発生器にはもってこいの話題です。 弊社プラズマ発生器なら5分程度の運転で内部に潜んでいた細菌まで完璧に効果を発揮して除菌というか滅菌状態にしてく…

プラズマバブル水の効果

プラズマを発生させたエアーを水中に投入することによって、水中に水素や酸素の活性化した因子を発生させることが出来ます。そして、この活性化した水が各種の細菌に効果を持つことが分かってきました。 細菌の種類は多種多様なのですべての細菌に対する効果…

プラズマバブリング水

最近になってプラズマエアーを水中に直接バブリングしたプラズマバブリング水の殺菌効果が注目されてきました。 まだすべての菌類の結果が出ている状態ではありませんが、大腸菌や黄色ブドウ球菌等の細菌には効果があることが確認されています。 この技術、…

プラズマの用途拡大に必須の条件

物質は温度が上昇するにつれて固体から液体さらに液体から気体へと状態が変化します。さらに気体の温度が上昇すると気体分子は解離して原子になり、ついには原子核のまわりを回っていた電子が原子から離れて正イオンと電子に分かれます。 この分離したイオン…

誘電体バリア放電の基本的な原理

今日はもう一度誘電体バリア放電の基本的な原理について説明しようと思います。 誘電体バリア放電は,片側もしくは両側の電極上に誘電体層があることが基本的な特徴になります。金属の上に誘電体が存在する構造によって、過度の電流が流れることによるアーク…

消臭トレインNo2

消臭トレインは様々なプラレールの車体に納まります。 こちらのボディーでも問題なく収まります。 小さなボディーでもあさまりますから、様々なケースやデザインを応用した脱臭・殺菌器がすぐに出来ます。 アイデアを生かしてみて下さい。

消臭トレイン

小型かな出来るプラズマ発生器の特徴を生かして、プラレールの中に発生器を閉じ込めたサンプルです。 これ一台で6畳間くらいなら10分程度ドライブするだけで十分に消臭効果が得られます。我が家のニャンコ部屋のアンモニア臭も完璧に脱臭出来ています。 そ…

プラズマと室内環境の改善について

インフルエンザウイルスや室内の匂いの問題に関して、静岡大学の報告書が出ています。 インフルエンザウイルスや室内の匂いの除去等に効果があることが報告されています。だいぶ前から問題になっているパンデミック等にも効果的な方法だと思います。 効果と…

バリア放電プラズマと大腸菌の関係

今日はバリア放電プラズマが大腸菌の増殖を抑制するという報告が応用物理学会によって文部科学省科学研究費補助金新学術領域研究において「プラズマ医療科学の創成」という報告がなされているのでご紹介します。 この報告書によると、1秒間隔で80秒(照射…

ホームページ更新しました。

今日はホームページの技術ページを大幅に書き換えました。 モノづくりにとっては結構キーポイントになる技術です。 本当の技術者にとっては大きなヒントになると思います。 ぜひ、読んでみて下さい。

誘電体バリア放電の多彩な利用法について

金属や樹脂の表面をプラズマ処理したいという要望はどこにでもあると思います。 ただ、写真のようなパイプオルガンのパイプの内面をプラズマ処理したいとか、複雑な3次元構造物の表面を処理したいとか難しい要望が多いと思います。 このような構造ではどうし…

誘電体バリア放電とは

弊社プラズマ発生素子の用いている誘電体バリア放電についてご紹介しておきます。 バリア放電自体の歴史は古く、1857年には開発されていた手法です。 それではご紹介します 平行平板電極、同軸円筒電極などの少なくとも一方の電極に誘電体を配し、電極間…

カテキンに続いてテアニンとは?

昨日途中だったお茶の成分についてご紹介しておきます。 ここは専門領域だから伊藤園さんのページをそのままご紹介させていただきます。 それでは、昨日の続きでテアニンをご紹介します。 アミノ酸はお茶の旨みに寄与する成分で、お茶に含まれるアミノ酸の半…

カテキンって何?

昨日ポリフェノールについて書きましたので、今日はその中のカテキンについて書いてみたいと思います。 言葉はよく聞くけどカテキンとは何でしょうか。 カテキンは、ポリフェノールの一種で、昔からタンニンと呼ばれてきた緑茶の渋みの主成分です。カテキン…

エタノールの殺菌作用のメカニズムとは?

エタノールは当たり前のように殺菌剤として使われていますがその理由を知っている方はそう多くはないと思います。ここでは、簡単な殺菌のメカニズムを紹介しておきます。 エタノールの殺菌効果は複数の理由が考えられています。 1、細胞膜の脂質を溶かし出…

プラズマはなぜ光っているのか?

プラズマを発生させるとなぜ光るのか?これはいろいろな解説書には原子核の周りをまわっている電子が飛び出すときにエネルギーを得ているから、もとの場所に戻ろうとするときに余ったエネルギーを光というエネルギーに変えて放出するからだと言われています…

大気圧プラズマとチッソ酸化物

今日は大気圧プラズマとチッソ酸化物の関係について書いておきます。 地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センターから下記のような報告例が提案されています。 プラズマとは、気体を構成する分子が電離して、陽イオンと電子に別れて運動する状態を言いま…

大気圧プラズマの有効利用2

大気圧プラズマが多くの有害物質を分解できるという研究は多くの研究機関から報告が出ています。 ダイオキシンをはじめ、人間をはじめとする動植物に影響を与える物質を完全に分解出来ることはもはや疑う余地がない技術になってきました。 その中で東京工業…