大気圧バリア放電、プラズマ、殺菌、脱臭、表面処理、有害ガス分解、環境対策、カビ、ウイルス、耐熱性薄膜、オゾン、OHラジカル、新型コロナウイルス

変わった開発者のブログ

安価なプラズマは世の中を変えると信じて苦しみながら夢を追い続ける開発者のブログ。

プラズマのエネルギーはどのくらい

工場排気

今までプラズマはエネルギーにあふれていると書いてきましたが、ではどのくらいのパワーを持っているのでしょうか。

 

 大気圧バリア放電プラズマ(低温プラズマ)に関しては多くの研究資料がみつかります。その中の記述を引用させて貰えば

 

「大気への排出量が多い VOC であるトルエンおよびシレンは,基本骨格に安定で付加反応を受けにくいベンゼンを有しているが,ベンゼンの結合エネルギーが 5.37eV 程度であるのに対して,放電プラズマの発生に不可欠な電離衝突に必要なエネルギーが概ね 10eV 以上であることを考慮すると,放電プラズマを用いることでベンゼンを開裂させ,トルエンおよびシレンを無毒あるいは低毒性の化学物質へ転化させることが可能である。」

 

 このように放電プラズマはトルエンやキシレンを無害化出来るエネルギーを十分に持っていると言うことになります。

 ただ、プラズマというとどうしても高価になりやすいと言うことがあるのが進化を遅らせていることも事実です。

 

 素晴らしいエネルギーを持った大気圧バリア放電システムを安価で利用できる弊社システムは脱炭素社会を目指すという時代には最適なツールなのです。