昨日の続いてもう少しサルモネラ菌について書いておきます。
サルモネラ菌で忘れてはいけない食材に卵があげられます。そこで卵の注意点を書いておきます。
まず、卵を購入するときはひび割れのない卵を選ぶことが大切です。ひび割れがあると卵の殻についた菌が内部に入って増殖している可能性があります。
次に、卵の保管と使用法です。
1、冷蔵庫のドアポケットは温度が不安定なので、パックごと冷蔵庫の棚に置く
2、卵のとがったほうを下にして保存する(まるいほうには「気室」と呼ばれる
空気の部屋があり、まるいほうを上にすると「気室」があることで卵黄が殻に直
接触れることを防ぐため)
3、卵は、そのとき使う分だけを割って、すぐに調理することです。 割った卵をそ
のまま置いておくと菌が増えやすくなって危険なために加熱調理する場合でも
「割り置き」は厳禁です。
4、加熱調理の場合は、必ず75℃、1分以上で加熱しましょう。とくに、お弁当に入
れる卵焼きなど時間が経ってから食べる場合は中心部まで十分加熱しましょう。
半熟は生の部分が残っていると考えるのがベストです。
そして、すごく問題になるのが生卵を使った料理です。意外と気づかないのですが、生クリーム等も卵を生で使っている調理品であることを忘れないで下さい。
それから自家製のマヨネーズなども作り置きはしないで、使い切る分だけを作るようにすることが大切です。とくに、調理されてしまうと生卵が入っているという意識がなくなってしまいがちなので要注意です。
自家製ポテトサラダを作り置きしてサルモネラが発症したというようなケースも起きているので生卵を使った調理品は特に注意が必要です。
それから、生卵を調理するときに使った調理道具などもしっかり洗浄してから保管して下さいね。洗浄不足で菌が増殖したというようなケースもあるようです。
サルモネラ菌というと生肉というのが浮かんできますが、生卵も動物の体内から生まれた食材であることを忘れないで下さいね。