昨日までいろいろと細菌について書いて来ましたが、そろそろ話題を大気圧プラズマ殺菌に戻したいと思います。
現在、大気圧プラズマのバイオ応用で先行している分野はプラズマ殺菌・滅菌の分野です。殺菌操作・滅菌操作は医療も含めたバイオプロセスにおいては欠かせない操作になってきています。
従来は加熱殺菌や薬剤殺菌が用いられてきていますが,大気圧プラズマによる殺菌操作はこれらに比べて簡便化、低コスト化が期待でき、また薬剤汚染が回避できるため非 常 に 魅 力 的 な 技術だとかんがえられます。
殺菌対象も範囲を広げてきており,水・食品から医療器具にまで及んでいます。
また、大気圧プラズマは農業分野においての利用も試みられている 。農産物の殺菌による鮮度維持期間の延長に加えて種子の発芽率の向上,収量の増大,有用物質含量の改善などが報告されています。
このように有効性が認められている大気圧プラズマ殺菌を安価で提供することが今後の一層の発展に寄与すると考えています。
弊社では、様々な分野において安心・安全をキープできる技術がもっと発展することに寄与できるような技術開発を続けています。