大気圧バリア放電、プラズマ、殺菌、脱臭、表面処理、有害ガス分解、環境対策、カビ、ウイルス、耐熱性薄膜、オゾン、OHラジカル、新型コロナウイルス

変わった開発者のブログ

安価なプラズマは世の中を変えると信じて苦しみながら夢を追い続ける開発者のブログ。

物理的な消毒法の紹介

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殺菌装置

 世の中の話題がコロナ一色になってきました。ウイルスを死滅させる方法としてアルコール消毒や次亜塩素酸による消毒が取り上げられていますが、工業的な意味では物理的な消毒法が用いられることが多いので、今回はそれについて紹介します。

 

1,放射線滅菌…ガンマ線滅菌
放射性同位元素を含む線源からのガンマ線を照射することによって微生物を殺菌する方法です。
持ちられる分野としては主としてガラス製、磁製、金属製、ゴム製、プラスチック製または繊維製の物品などで、放射線照射に耐えるものに限られます。
 コバルト等が用いられるようですが、極めて限られた領域でのみ行われています。

 

2,紫外線殺菌
極波長の短い紫外線を照射することによって微生物を殺滅する方法です。
本ガラス製、金属製、ゴム製、プラスチック製もしくは繊維製の比較的平滑な物品表面 、施設、設備、水または医療用具などに用いられています。通例、253.7nmの紫外線が用いられるが、長時間の照射では、ゴム、プラスチックの変質が発生するだけでなく、人間にも外を及ぼすのでこちらも限られた空間でのみ使用されます。

 

3、乾熱滅菌
乾燥空気中で加熱することによって微生物を滅菌する方法です。
ガラス製、磁製、金属製もしくは繊維製の物品、鉱油、脂肪油、試薬または固形の医薬品などで乾燥高温に耐えられるものに用いられます。
ガスまたは電気によって直接加熱するか、加熱した空気を循環させて乾燥高温状態を保つ方式等が実用化されています。

 通例、乾燥高温状態を保つ方式の場合、次の条件で行なうことが多いようです。
  135〜145℃ 3〜5時間
  160〜170℃ 2〜4時間
  180〜200℃ 0.5〜1時間

 

4,煮沸消毒
沸騰水中に沈め、加熱することによって微生物を殺菌する方法です。
ガラス製、磁製、金属製、ゴム製もしくは繊維製の物品、培地、試薬・試液または液状の医薬品などで、乾熱法または高圧蒸気法によって変質するおそれのあるものに用いるられます。
沸騰水中に沈め、15分間以上煮沸して行うことが多いようです。。 鋼製手術・診断用器械、注射器などの消毒に広く用いられてきた方法ですが、現在は高圧蒸気滅菌法が持用いられることが多いようです。

 

5,放電プラズマによる消毒

大気中で放電現象をおこし、プラズマ状態になったフリーラジカルによって消毒を行う方法です。大気中での放電を用いるために、使用する場所を選ばず、高熱を発生することもなので、対象物を選ばず使用できます。

弊社のプラズマシステムであれば、上記のどの方法よりも安価な設備で効果を得ることが出来ます。あなた自身あるいは周囲の方々の安全をお考えであればぜひ一度お問い合わせ下さい。