大気圧バリア放電、プラズマ、殺菌、脱臭、表面処理、有害ガス分解、環境対策、カビ、ウイルス、耐熱性薄膜、オゾン、OHラジカル、新型コロナウイルス

変わった開発者のブログ

安価なプラズマは世の中を変えると信じて苦しみながら夢を追い続ける開発者のブログ。

熱→電気 変換効果

発電する薄膜を調べているとどうも周辺温度が上昇すると発電量が増えるようです。

これを確認するために下部電極と上部電極をしっかりと張り付けることを試みました。接着剤の中に薄膜の成分を分散させて性能を確認しました。しかし、平板電極では接着する際に接着成分によってガスが発生してしまい、十分な接着が出来ないことが分かりました。
そこで、ガス抜けを助けるために上部電極にメッシュ状の金属を使用しました。
これであれば、しっかりと接着できることが分かりました。
張り付けた状態はこんな感じです。
No1
拡大すると
No2
そして、データをとると
Adsiep
このように低温から発電機能を発揮し、温度上昇に伴って発電量が増えていました。まだまだ、問題解決は必要ですが、これだけ低温から発電が出来る能力を持っていれば、排熱利用等には最適なツールになるような気がします。
工場内の排熱をもっと上手に利用することを提案できると思います。