大気圧バリア放電、プラズマ、殺菌、脱臭、表面処理、有害ガス分解、環境対策、カビ、ウイルス、耐熱性薄膜、オゾン、OHラジカル、新型コロナウイルス

変わった開発者のブログ

安価なプラズマは世の中を変えると信じて苦しみながら夢を追い続ける開発者のブログ。

わかりやすいのはニオイの問題

 プラズマの効果をお勧めしていますが、だれでも直感的に感じ取れるのはニオイの問題だと思います。

 

 細菌や水の浄化は専門的な検査装置が必要になるので、すぐに効果を感じていただくのは難しいと思いますが、ニオイであれば直感的に感じていただけると思います。

 

 まずは、靴の匂い、洗濯機のニオイ、下駄箱のニオイ、ペットのニオイ、浴室のニオイ等であれば、誰でもすぐに効果を感じていただけると思います。

 

 世の中に出回っている消臭剤は数多くありますが、どれも化学物質の集合体で出来ています。素材の原材料は表示されていますが、一般の方が見ても中身はよくわからないものが多く、中には環境に影響を及ぼしてしまうようなものも含まれていることもあります。

 

 プラズマであれば、原材料は空気中の酸素や窒素です。酸素や窒素を分解することで効果を発揮し、効果を発揮したあとは元の気体に戻るということが基本的な性質ですから、環境に負荷を与えることもありません。

 

 夏を迎えニオイでお悩みの方、ぜひこのチャンスに効果をお試しいただきたいと思っています。

 

 

f:id:techfp8329:20180502080338j:plain

 

 

 

 

 

 

 

大気圧バリア放電プラズマの肝

 プラズマの従来技術を振り返ってみると、プラズマ=真空チャンバーというのが出発点になっています。プラズマの効果を得るためには真空にした空間が必要と言うことで、真空を形成する閉じた空間が必要となり、装置として大掛かりになるだけでなく作業をするにも真空を作成する時間が必要となりスピードのある装置とは言えませんでした。

 

 近年になり、真空を必要としない大気圧プラズマが登場しましたが、多くのシステムは数十KVという高電圧が必要となり、今度は高圧電源の開発に費用コストがかかるようになってしまいました。大気中で離れた電極間に放電現象を発生させるにはどうしても高電圧が必要となるという物理的な制約によるものでした。

 

 このシステムは真空を形成するというステップを必要としないため、作業スピードをあげることは出来ましたが、非常に高い電圧を必要とするため電源の安全性も含めてコストの大きなダウンにはつながっていませんでした。

 

 そこで、弊社では大気圧バリア放電方式に寄って電極の距離を近づけることが出来れば、危険な領域になってしまうような高電圧を必要としないという原理を追求してみました。なかでも、弊社の基礎技術であるナノテクノロジーによって誘電体の開発を行った結果、放電する電極間の間隔をほぼギャップ0ということを実現できました。これにより低電圧でも放電が可能になりました。低電圧で動作しますから、安全性も高くコストも抑えることが可能になりました。

 

 今、プラズマの素晴らしい機能をもっと多くの方に有効に使っていただくための準備は整いました。ぜひ多くの方がこの技術を体感していただくことが出来ればと考えております。多くの方のお問い合わせをお待ちしています。

 

 

 

 

f:id:techfp8329:20180208212441j:plain

 

 写真は大気圧バリア放電によってプラズマが発光している状況です。

 

NOxの生成がないプラズマ

 多くの効果をご紹介してきた大気圧プラズマですが、多くのシステムが高電圧による放電を利用していることから、NOx(窒素酸化物)の生成が確認されています。

 環境保全対策として利用する中でNoxの生成は問題があることが指摘されています。

 

 弊社プラズマ発生素子は電圧4Kv電流μAという低電圧低電流値でプラズマ放電を可能にしていますのでNoxの発生はありませんし、多くの機関で発生がないことが確認されています。

 

 昨日は、圧倒的な低価格をご紹介しましたが、低価格で使いやすく、なおかつNOxの発生がないという優れたシステムになっています。

 

 ぜひもっと多くの研究者の方が弊社システムを利用して多くの有意義な成果を見出して欲しいと願っていますし、必ずや期待に添えるシステムだとも考えています。

 

f:id:techfp8329:20180302074013j:plain

 写真は平面上でも問題なくプラズマ放電がおきている状況です。

 

「プラズマ=高価」 は正解ではありません。

 このブログを書き始めてから、多くの方にお問い合わせをいただき、直接説明させていただく機会も増えてきました。

 皆さんプラズマは高価でないと正常な機能は出せないと思いこんでいらっしゃるようで、最初はかなり疑いの目で質問をされていらっしゃいます。

 弊社の技術的な裏付けとブログでは明らかに出来ないデータをお見せすると徐々に考え方に変化が現れるようです。さらに、小型のサンプルでプラズマ発生を実施すると驚きの表情に変わっていきます。

 

 お会いした皆さんにも説明させていただいていますが、弊社の大きな目標は今まで当たり前と思われていた 「プラズマ=高価」 という方程式を崩して、皆さんに安価にご利用いただくことでもっと多くの有効利用を考えていただきたいのです。

 

 コンパクトデジカメを購入するような気軽さで、多くの方に効果を確認していただくことでもっと有効な利用方法も生まれてくると考えています。今までまったく興味を待たれなかった方でも簡単にチャレンジできるのも大きな特徴です。

 

 また、弊社では空気・水等を対象とした多くの実験も行っており、各種のご依頼に対して最も有効なプラズマのシステムアップにも自信をもっています。ぜひ、お気軽にお問い合わせいただき、多くの成果をあげていただきたいと考えています。

 

f:id:techfp8329:20180403074857j:plain

 写真はプラズマエアーを水中に送り込んでいる状況です。ガラス管の中に小さなプラズマ発生素子が見えていると思います。

大気圧バリア放電の原理

 今日はもう少し突っ込んでなぜバリア放電が起きるのかを説明しておきます。

 

 平行平板電極,同軸円筒電極などの少なくとも一方の電極に誘電体(絶縁体)を設けて,電極間に交流またはパルス電圧を印加すると誘電体に電荷が集中することによって向き合った電極間に誘電体バリア放電が発生します。そして、放電電流の運ぶ電荷が誘電体上に蓄積することで放電ギャップに加わる電圧が減少し自ら放電を停止します。つまり,誘電体バリア放電は常にパルス的な放電となってジュール加熱を抑制し,連続的な安定した大気圧非熱平衡プラズマを発生します。

 

 ここで重要なのは電極間の放電ギャップであり、これを極限まで小さくすることで少ない電圧で放電をさせることが可能になります。

 

 弊社プラズマ発生ユニットは、誘電体がナノテクノロジーの成果によって構成されているために電極間のギャップを0に近づけることに成功しました。また向き合った電極形状の自由度も格段に向上しています。複雑な三次元形状の電極でも対応することが可能です。

 

 まったく新しい発想から生まれた誘電体が、弊社プラズマ発生ユニットを小型で自由度の高いシステムにしています。さらに、従来用いられてきたガラス・セラミック等の高価な誘電体を必要としないためコストの大幅なダウンを実現しました。

 

 誰でもが簡単に扱うことが可能なプラズマ発生ユニットが出来て初めて技術が飛躍的に進化して行くと考えています。いままで、プラズマを試してみたいけど、価格が高くて手がでないという懸念を持たれていた方にも安心して開発に取り組めるユニットを供給できると考えています。

 

 弊社では、このチャンスにより多くのアイデアが生まれ、実用性の高いアプリケーションが生まれてくるお手伝いをするための研究開発を続けて行きます。この夏休みに少し想像力を掻き立てていただき斬新なアイデアを考えてみてはいかがでしょうか。

 

f:id:techfp8329:20180209075432j:plain

 

プラズマの効果

プラズマは物質の第四の状態と言われています。物質の温度をあげていくと気体になることは知られていますが、気体の状態にさらに温度を加えていくと物質を構成する原子核や電子がバラバラになって行きます。このばらばらになった状態をプラズマ状態と言います。気体よりもエネルギーをもって活発に電子や原子核が飛び交う状態になっています。地球上で見られるオーロラも太陽から飛び出した電子などが地球上の大気に衝突することによって輝いている現象です。

 

そんなプラズマは、様々な機能を持ちますが、代表的な効果をあげると、
1,殺菌・滅菌
2,消臭
3,水質浄化
4,有害ガスの分解
5,静電気防止
6,生体反応の活性化
7,金属の表面処理
8,樹脂の表面処理
9,汚れ分解・漂白

 などの効果を持っています。

 それぞれが飛び出した電子や原子核が周囲にある物質にアタックをすることに寄って発生する効果です。

 このような効果をもっともっと身近に感じてもらえるように、性能はそのままでコストを極限まで下げたプラズマ発生ユニットを供給しています。多くの方が効果を感じていただけるように努力しています。ぜひ、積極的に参加して、本質を見極めたいという方からのご連絡をお待ちしています。

 

f:id:techfp8329:20180615073450j:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

プラズマで香害も防ぎましょう。

 ネット上の情報を見ていると、強烈な香料を用いた洗剤や柔軟剤・香水などに悩んでいる方が多いのに驚きます。

 市販されている商品には多くの香料が使われているのは事実ですから敏感な方には苦痛に感じる原因になっていることがよくわかります。

 これから夏に向けて、ニオイをごまかすための香料の利用が増えてくることも予想出来るし、ニオイを防ぐために利用する方が増えてくることも予想出来ます。

 

 香害となるような強烈なニオイもプラズマを利用することで分解することが出来ます。空気中ならプラズマ放電が利用出来るし、水中であればプラズマバブリング水が利用できます。プラズマを利用することで香料が放つニオイを分解するのは当然ですが、汗臭さや、家庭内の嫌なニオイの原因となる細菌も退治してくれます。汗のニオイや嫌なニオイを香料でごまかすのではなく、ニオイの元を退治するで不要な香料を用いた製品を使う必要もなくなります。

 

 梅雨本番は、ニオイが気になる季節でもあります。カビや細菌が出すニオイも香料が出すニオイもぜひプラズマで退治して欲しいと思います。

 

f:id:techfp8329:20180620072945j:plain