プラズマエレンクリームを作る中で乳化という作業が必ず必要になりました。乳化とは溶け合わない物質同士を溶け合わせるという作業で、様々な分野で必要とされています。
そこでプラズマを用いて乳化という作用が起きないものかどうかを実験してみました。一番わかり易いのは水と油ですから、まずは水と油にチャレンジしました。
最初のうちは水の上層に油の層が出来てしまい全く交じることはありませんでした。
そこで、プラズマでのバブリングの状況と水を撹拌させる状況を様々に変化させて様子をみました。その中で、ある回転スピード水を撹拌しバブリングの泡を小さくして行くことで油の乳化が始まり、最後は水と完全に一体になってくれました。
今まで、乳化をさせるには乳化剤と言われる物質を使うのが常であり、その物質が逆に邪魔をするような現象も起きていました。
プラズマによる乳化技術を進めていけば、今までは無理だと考えられていた新たな物質を創造できる可能性も見えてきました。
今後様々な物質同士を乳化させる道標が見えてきたようです。