前回シリカ微粒子を表面処理してみましたが、今回はご要望をいただいたのでカーボン微粒子を表面処理してみました。
カーボンは撥水性が強く、親水化処理をした製品以外のものを水になじませるのは様々な方法での親水化処理が試みられています。
そこで今回はカーボン微粒子をプラズマで表面処理してみました。
上の写真のように、何も処理していないカーボンは水に浮いてしまいます。
そこで、水に浮いたカーボン微粒子にプラズマを照射してテストをしてみました。
実験終了後の状態が下の2枚の写真になります。
写真ではっきりわかるように表面に浮いていたカーボン微粒子は撥水性が取れて水中へと沈んでいます。底面部の写真には沈み込んだカーボンが確認していただけると思います。
このように、前回のシリカに続き、カーボンでも表面処理を行うことが出来て微粒子の性質が変化することがおわかりいただけたと思います。