プラズマの持つ脱臭や殺菌の機能を持ち運びできるようにしてほしいという要望が多くなって来ましたので、電池で駆動できるプラズマ発生器の開発に取り組みました。
写真でおわかりいただけるように、アルミの筒の中に大気圧バリア放電プラズマ素子を組み込みました。
これによって、多くのご希望をいただいていた車の室内、家庭内でも玄関や押入れと言うような電源が取りにくいような場所でのご使用が可能になりました。
今回の開発に際して課題にあがってきたのは、新型コロナウイルスの予防策として利良したいということでした。実際の効果の科学的なデータということになると、もう少しデータ取得に時間がかかると思いますが、プラズマが本来持っている放電による各種ラジカルの発生とオゾンの発生によって、インフルエンザ等の他のコロナウイルスに対しては効果の確認が出来ているものがあり、新型コロナウイルスに対しても同等の効果が期待できると考えています。オゾンやOHラジカルの殺菌効果については多くのサイトで詳しく証明されていますのでそちらを参考になさって下さい。
特に今回注目しているのは、車という密閉された空間の除菌は注目すべき用途だと考えています。
また、ウイルスは靴の底について運ばれるということが言われています。そういう意味においては外部からウイルスが侵入する入口となる玄関での除菌も注目すべき課題だと考えます。