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変わった開発者のブログ

安価なプラズマは世の中を変えると信じて苦しみながら夢を追い続ける開発者のブログ。

手指消毒剤は接触感染の重要な防波堤

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手指消毒剤

 コロナウイルスの猛威が日に日に明らかになってきています。

 

 そんな中でスーパーマーケットを筆頭に各所に手指消毒剤がおかれているのですが、あまり使われている姿を見かけません。おそらく接触感染という事実を正しく理解していない人が多いのが原因ではないかと思います。そこで、具体例を挙げながら手指消毒剤の重要性について書いてみます。

 

 コロナウイルス飛沫感染と言われていますが、マスクをしていれば飛沫がそのまま口や鼻から入って来ることは可能性が低いと考えられます。怖いのは飛沫が飛び散って付いてしまった物体に手で触り、その手で他の物に触ることでもともとは飛沫がついていなかった物もウイルスに汚染されてしまうことです。

 

 一例をあげるならば、保菌者が電車の中でくしゃみをすることでウイルスがつり革に付着するようなことは多いと考えられます。そしてその汚染されたつり革を触った人の手もウイルスに汚染されることになってしまうのです。そのようにして手を汚染されてしまった方が帰りがけにスーパーマーケットに寄ったとします。もし、そこで入り口で手指消毒剤を使えば手についたウイルスは除去されることになって、そこでウイルスによる汚染はリセットされます。しかし、入り口で手指消毒剤を使わないとウイルスに汚染された手で商品を触ることになります。触った商品を持ち帰ればよいのですが、触った商品を商品棚に戻すことで、次にその商品に触れた人の手もウイルスに汚染されてしまうことになります。あるいは、汚染された商品をレジでカウントする人の手もウイルスに汚染されてしまい、汚染された手で他の人の商品もカウントすれば、カウントした他の人の商品もすべて汚染してしまうことになるのです。このようにして無限大にウイルス汚染が広がって行く結果になってしまいます。汚染された手で、口、鼻、眼を触ることで感染する確率は高くなってしまいます。

 

 スーパーマーケットを例に挙げましたが、エスカレータの手すり、階段のてすり、銀行のATMや駅の券売機等人の手が触れることが多い物も同じ理由で感染を広げる大きな原因になる可能性が高いのです。

 これがまさに接触感染という状況です。

 これを防ぐのは入り口で手指消毒剤を使うことです。各所においてある手指消毒剤は無意味に置いてあるわけではなく、接触感染を断ち切る重要な切り札になることを理解して欲しいと思います。無意味に置いてあるのではないから、みつけたら積極的に利用して欲しいと思います。

 自分の手は大丈夫だではなく、自分の手は汚染されているんだ・自分の手を感染源にしてはいけないと意識を変えることで大きな防波堤が出来ることを理解して欲しいと思います。ほんのちょっとした一手間が大きな効果をもたらします。