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変わった開発者のブログ

安価なプラズマは世の中を変えると信じて苦しみながら夢を追い続ける開発者のブログ。

生命が住める地球環境を守った水(4℃)の秘密

 先日の台風ではの怖さを嫌というほど教えられましたが、水は生命が住める地球環境を守ってきた最大の功労者なのです。

 

 特に温暖化現象が問題になっている現代においてはみんなに知っておいて欲しい重要なポイントをお伝えしたいと思います。

 

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氷山

 

 水は特殊な水素結合をしているとだいぶ前に書きましたが、最大の特徴は4℃のときに比重が一番重くなるということなのです。ですから4℃を下回ると比重は徐々に軽くなり、その結果として0℃の氷は水に浮くという性質を持っています。北極の氷山が水に浮いているのはよく知られているし、映像を目にすることも多いと思います。

 

 じつは、この氷が水に浮くという性質が地球の温暖化を抑えてきた重要なポイントなのです。

 

 地球が誕生してから,様々な火山の噴火や森林火災等で地球に熱を貯める温暖化物質が地球上には存在しています。地球誕生から46億年、温暖化物質は地球上に増え続け、気温が上昇しました。

 もし、水が他の物質と同じように温度が低くなるほど比重が重くなる物質だったとすると、温度の低い水がどんどん深海に集まるようになり、海の表面には温度の高い水が集まるようになって、お風呂のような状態、あるいは煮えたぎる熱湯のような状態になってしまっていたのではないかと思われます。このような状態になったとすると、海の表面の温度も上がる一方なので、地球の大気もどんどん気温があがり生命が生存出来ない世界になっていた可能性が高いのです。

 しかし、氷が水の上に浮くことで冷却効果を発揮し、大気の温度上昇を防いでくれているのです。いわば、地球の冷蔵庫なのです。

 現在問題になっている地球温暖化では、大気中に温暖化物質が増えて大気の温度が上がることも問題なのですが、温度が上がることによって、地球上にある氷が溶けることは地球を冷やす道具がなくなってしまうというこなってしまうのです。いうならば、どんどん気温が高くなっているのに冷蔵庫が壊れてしまった状況なのです。

 

 ニュースで伝えられる南極や北極の氷が溶けることは温暖化が進むから仕方ないと思っている方も多いのではないでしょうか。でも、氷が溶けることは地球の冷蔵庫がなくなることであって、さらなる温暖化をすすめることに繋がることを理解していただきたいと思います。

 

 今まで地球上の生命を守ってきた水が4℃のときに比重が最大になるという原理の有用性を失ったあとでは取り返しがつかないことを理解していただきたいと思います。

 

 地球上では、多くの温暖化物質が放出されそれを抑えるための様々な努力が試みられていますが、どれも温暖化物質を抑えるために多大なエネルギーを必要とするものばかりです。はたして、CO2 換算をしたときにプラスかマイナスか?がつくものが多いと考えています。

 

 私は、身近なところで使われているものが多くの温暖化物質を排出する結果となっていることを懸念しています。消臭カビの除去、食品の殺菌といったものにも多くの化学物質が使われ、工業的な樹脂や金属の表面処理といったっところでも大量の化学物質が使われています。これらの多くはプラズマをうまく使うことで対応出来ることが実証されてきています。可能な限り少ないエネルギーを用いた低電圧プラズマを用いることで地球温暖化に大きな効果を発揮するものと信じています。