日本人が食材として好んで用いる卵ですが、じつはサルモネラ菌やカンピロバクター等の細菌に汚染されている確率が高いのです。
これを防止するために出荷時に洗浄を行うのですが、多くの場合次亜塩素酸の希釈液で洗浄されています。それだけではなく、卵を運ぶトレー等も次亜塩素酸による殺菌が行われているようです。
中には洗浄に関して次亜塩素酸を使用せずプラズマオゾン水を用いているところもあるようです。現在使用されているところではプラズマオゾン水の殺菌効果の高さを認めていらっしゃいますが、プラズマオゾン水を作る装置が高く、なかなか一般には普及して行かないようです。
そこで、弊社のプラズマバブリング水を用いての洗浄実験を行うことになりました。
これであれば、現状の装置に比べれば相当にコストを抑えることが出来、コストをかけずに有効な洗浄が出来ることになります。
プラズマ洗浄が有効だとわかっていてもコスト負担のために使用をためらっている方にとっては使いやすい装置が提供できることになります。
こちらも、昨日の花生産農家と同じ、実際の養鶏業者さんとのタッグマッチですから、とてもおもしろい結果が出てくるのではないかと期待しています。
そんな計画を進めている中で、先日とある会社の方と話をしていたら、スーパーで買った卵のパックを開けるとときどきかなり塩素臭いものがあるという話が出てきました。これには私もびっくりでしたが、それだけ次亜塩素酸の濃度が上がって来ているということなのでしょうか。
今回の実験で良好な効果がでれば、そんな懸念も解消できるのではと考えています。