大気圧バリア放電、プラズマ、殺菌、脱臭、表面処理、有害ガス分解、環境対策、カビ、ウイルス、耐熱性薄膜、オゾン、OHラジカル、新型コロナウイルス

変わった開発者のブログ

安価なプラズマは世の中を変えると信じて苦しみながら夢を追い続ける開発者のブログ。

NOxの生成がないプラズマに注目

 多くの効果をご紹介してきた大気圧プラズマですが、多くのシステムが高電圧による放電を利用していることから、NOx(窒素酸化物)の生成が確認されています。

 しかし、環境保全対策として利用する中でNoxの生成は問題があることが指摘されています。

 

 そこでまず、窒素酸化物とはなにか?簡単に説明しておきます。

 

 石炭や石油などの燃料中の窒素(N)や、空気中の窒素が、高温燃焼時に酸化されて発生する窒素と酸素(O)の化合物。発生時は一酸化窒素(NO)だけど、大気中で酸化されて二酸化窒素となります。二酸化窒素は人体に有害で、呼吸器系疾患を起こすと言われています。製鉄所、発電所、工場などの固定発生源だけでなく、自動車、船舶、航空機などの移動発生源からも大量に排出される。二酸化窒素は、大気中で硝酸ミストとなり、酸性雨の原因となると言われています。

 

 弊社プラズマ発生素子は電圧2.7Kv電流μAという低電圧低電流値でプラズマ放電を可能にしていますのでNoxの発生はありませんし、多くの機関で発生がないことが確認されています。

  少なくとも、環境に優しいシステムをうたう以上はNoxの発生はないことが最低の条件だと思います。大気圧プラズマはNoxの発生は仕方ないのではなくて、なしにしなければ意味がないと考えています。

 

 最近は多くの大気圧プラズマが紹介されているようですが、ぜひNoxの発生は確認してほしいと思います。

 

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