前回は工業的なVOCについて書きましたが、VOCは一般家庭からもかなりの量が排出されていると考えられています。
これらの家庭で使われる民生品から、都内で1万トンものVOCが放出していると推計されているからかなりの量が家庭から排出されていることになります。
民生品として代表的なものは、エアゾールスプレーのガス(可燃性のもの)、家庭用塗料、カー用品類、医薬品・化粧品、防虫剤(パラジクロロベンゼン)などがあります。
特に、夏季の光化学スモッグが発生しやすい時期は排出を低減するための取り組みが重要になってきます。一人くらいなら影響ないだろうというエゴがいずれ個人にも戻ってくるということを認識すべき問題だと思います。