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細菌(バクテリア)とカビは何が違うのか。

お風呂のピンクカビ(メチロバクテリウム)についてもう少し詳しく書いてみます。


 「カビ」「細菌(バクテリア)」も大きくは「微生物」(肉眼で見ることのできない小さな生物)の仲間ですがどこが違っているのでしょうか❓

 

 そもそも、カビと細菌、どちらが先に地球上に現れたかというと、細菌の方がカビよりも30億年ほど前に登場したといわれています。細菌は単細胞生物、カビは多細胞生物ということを考えれば当たり前ですけどね。生物の進化から考えても「細菌(単細胞生物)」が30億年もの時間をかけて「カビ(多細胞生物)」に進化してきたと考えらることになります。

 ただ「大きさ」としては、カビが2~10μm(マイクロメートル)、細菌が0.5~5μmと微細な生物であることにはかわりません。

 

 「カビ」と「細菌」の違いを無視しては、それらによる害や対処法を考えることはできません。カビが死ぬ環境でも生き残る細菌がいたり、細菌に効いてもカビには全く効果のない薬剤があったりするのはインフルエンザウイルスなどを見てみればわかると思います。

 

 いわゆるピンクカビとよばれる「ピンクっぽいヌメる汚れ」。一部には「赤色酵母」も見られますが、その大半を占める「ピンク」の正体は「メチロバクテリウム」という細菌の一種だということが分かってきています。

 

 じつは「メチロバクテリウム」自体は、そう珍しい生物ではありません。現実的に水道水の中にも存在っしていると言われています。正体はよく分かっていなかったながらも、洗面所やキッチンなどの、水道の蛇口周辺、シンクの排水口、トイレの便器の喫水線(いわゆるサボったリング)、また歯磨き用のコップや、歯ブラシ立て、ペットの水入れなどにも発生しているのを見たことがある方も少なくないのではないでしょうか。

 

 「水アカ」や「赤カビ」のような、ざっくりした呼ばれようだったこのピンク汚れ、「メチロバクテリウム」による汚れですが、よく見かけるものだけに、その発生条件も、ごくありふれていたりします。主だったものは「水分」「栄養」「温度」ですから、ほとんどカビと同じです。

 

ただ、カビと決定的に異なるのが、「乾燥に極めて強い」という特性です。

 「ヌメリ」(バイオフィルム)が乾燥から細胞をガードし、かつ「ピンク色」に見せる細胞内の色素「カロテノイド」が細胞自体を強化、防御していると言われています。加えて、一般的な洗剤を始め、カビすら殺す塩素系薬剤や、塩化ベンザルコニウム、紫外線や過酸化水素なども効果がないことも分かってきました。

 

 薬剤に対しても大変強力な抵抗力をもっているというのが大きな問題だと考えられています。

 実際に大きな病的な原因を作っていないとしても、見た目の悪い水回り清潔感という意味では大問題ですからね。

 

 

 

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