大気圧バリア放電、プラズマ、殺菌、脱臭、表面処理、有害ガス分解、環境対策、カビ、ウイルス、耐熱性薄膜

世界一安いプラズマ技術の提供を目指して

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ピンクカビ(メチロバクテリウム)についてもう少し

昨日お風呂のピンクカビはカビではなくて細菌であることを書きましたが、もう少し詳細に書いてみようと思います。

1、とにかく生命力が強い

見た目にはうっすらとした綺麗なピンク色で洗剤等で洗うと消えたように見えるのであまり重要だと考えている方は多くはないのかと思いますが、じつは消えたように見えて生きているのです。その証拠に一週間もすればまた姿を現すことが多いのではないでしょうか。

昨日乾燥にも強いと書きましたが、それだけではなくて薬品に対してもとても強いのです。カビと聞くと塩素系薬剤を思い浮かべる方が多いと思いますが、メチロバクテリウムは塩素に対しても耐性を持っているので死滅することはありません。それだけではなくて殺菌性の界面活性剤として知られる塩化ベンザルコニウムに対しても耐性を持っています。そんな生命力の強さから一部ではピンクモンスターとも表現されているようです。

2、強さの秘密はカロテノイドにあるらしい

なぜそこまでの生命力を持つのかはこれから研究されていくと思いますが、現状ではピンクに見える原因を作っているカロテノイドが強い耐性の原因ではないかと考えられているようです。そして、水道水に含まれる極微量の栄養素でも食料として繁殖出来る能力があるようです。ですから、浴室内では人間の皮脂などがしっかりした栄養分となって簡単に増殖してしまいます。

ただ、それだけではなくて、人間が使う歯磨き用のコップペットの飲料水陽容器の底面などにも発生してきます。また、目には見えませんが排水溝なども絶好の繁殖場所になっているようです。

3、影響についてはまだこれから

このようなメチロバクテリウムなんですが、人間や動物に対して何らかの影響があるのかどうかはこれからの研究課題です。

一例としてはきのこの菌床栽培において、メチロバクテリウムが影響を及ぼしているとい報告もあるようですが、一般的に言われているのはメチロバクテリウムは植物の成長を促進する効果があるとは考えられているようです。植物が水や養分の摂取を根で直接行っているのではなくて根の周りに増殖したカビを介して行っていることを考えれば根の周りでは効果的に働いていることは十分にあり得ると思います。

4、これからの課題

いろいろ書いて来ましたが、家庭の中では問題が重要視されるようになってきているようで、ピンクカビ対策をうたった洗浄剤等が販売されるようになってきているようですし、販売量も増えているようです。ただ、塩素系洗浄剤がそうであるようにこれらの洗浄剤の安全性ということもこれからの課題だと考えられます。

 

ここまでいろいろ書いて来ましたが、プラズマによる防御・除去は明らかに効果があると考えられます。しかも下水のような見えない場所に対しても効果を発揮します。私は、今後低コストのプラズマ発生器の登場で、プラズマを使った防御法の開発が進んでいくのではないかと考えています。